2017.05.19
女性のツライ悩みと免疫の関係
今、子宮内膜症の女性が増えています!
近年、20~40代の女性を中心に急激に増えている「子宮内膜症」。本来、子宮の内側だけに存在するはずの子宮内膜組織が卵巣や卵管に発生、増殖して起きる病気で、月経痛が強くなったり、不正出血などの症状がみられます。「生理が重くなってきた」「排便痛がある」「鎮痛剤が効かなくなってきた」「生理以外の下腹部痛がある」などの心当たりがある人は子宮内膜症の可能性アリ。今すぐ体のケアを始めましょう。
出典:厚労省「厚生労働省心身障害研究班」~子宮内膜症の実態に関する研究
子宮内膜症の予防は腸の元気から
子宮や卵巣は腸に囲まれる場所に位置しているため、腸の状態が大きく関係します。そこで、まずは腸の働きを活発化しましょう。腸が活発に動くと熱が発生し、子宮や卵巣の冷えを解消できます。これは、子宮内膜症の予防だけでなく、婦人病予防にも効果的。腸を活性化するためには、酵素食品や発酵食品などの生きた食物を摂取する、食事をよく噛んで腸での吸収をスムーズにする、腹八分目を心がけて腸に負担をかけない、などの方法があります。
免疫力をアップさせて子宮内膜症予防
また、子宮内膜の外で発生した子宮内膜組織は、免疫細胞(マクロファージ)の働きで取り除かれると考えられています。免疫細胞の働きが弱くなると子宮内膜組織が増えてしまい、子宮内膜症を引き起こすことに。規則正しい睡眠や、胃腸を冷やさないようにするなど、免疫細胞を活性化させることが大切です。