2025.03.28
春のつらい花粉 ! 免疫との関係
花粉症と免疫の関係性についてご存知ですか?
春の訪れとともに花粉症が本格化し、悩みを持たれている方は多いと思います。
近年、花粉症の患者が増加傾向にあり、国民の2人に1人は花粉症を発症していると推定されています。
花粉症は遺伝的な要素が強く、家族に花粉症の人がいる場合、発症するリスクが高い
と言われているのですが、それ以外の原因としてストレスや不規則な生活などによる
免疫バランスの乱れが挙げられます。
花粉症のメカニズムと症状
花粉症は植物の花粉が目や鼻の粘膜に付着することで引き起こされる
アレルギー性疾患の1つです。
人間の身体にはウイルスや細菌などの異物から身を守るための免疫システムが
あります。花粉が体内に侵入すると免疫システムが花粉を異物と認識し、
排除するための抗体(IgE)が過剰に作り出されます。
再び侵入した花粉とこのIgE抗体が結合することで肥満細胞からヒスタミンが放出され、
様々な症状を引き起こします。
本来は身体を守るために働く免疫システムが花粉に過剰に反応してしまうことで
アレルギー症状が現れると考えられています。
また、免疫システムのバランスが乱れることで副鼻腔炎、気管支喘息などの合併症を
引き起こし、重症化するリスクもあります。
花粉症の対策には …
■ 花粉を体内に取り込まない<日常生活での対策>
・マスクの着用:花粉が鼻や口に入るのを防ぎます
・メガネやゴーグルの着用:目に花粉が入るのを防ぎます
・空気清浄機の活用:室内の花粉やホコリを除去
■ 免疫バランスを整える<生活習慣の改善>
・バランスの良い食事を心がける
・十分な睡眠を取る
・適度な運動を行う
・ストレスを溜め込まない
常日頃から健康に気を配り 免疫バランスを保つこと が大切です。