2023.05.26
腸から健康習慣(短鎖脂肪酸)
日本人のソウルフード『海藻類』
日本人にはお馴染みのワカメ や ひじき 等の海藻類・・・ 日本人の90%が保有している「海藻類の消化酵素」ですが、実は、外国人での保有率は15%程度にしか満たない・・・との研究が報告されています。 日本人は昔から海藻類を食べてきた歴史があり、生の海藻類を食べ続けた事で 海藻類を分解できる微生物を体内に取り込むようになったという見解があります。 ワカメ や ひじき 等の海藻類には、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が多く含まれており、もともと定着している善玉菌を活性化する働きに期待が持たれています。 日本が長寿国である所以は、長い間に培った食文化と腸内環境の違いにあるのかもしれません。
腸内環境 改善の要(短鎖脂肪酸)
最近、TV特番やTVコマーシャルでも話題になっている「短鎖脂肪酸」・・・ 大腸内の腸内細菌によって作られる酸(酢酸、酪酸…など)の一種で 私達の健康にとって様々な良い働きがあり、近年注目を集めています。
《短鎖脂肪酸に期待されること》 ◉腸内を弱酸性に保つ事で有害な菌の増殖を抑制 ◉大腸の蠕動運動を促進 ◉ヒトの免疫反応を抑制
「短鎖脂肪酸」は食品などにも含まれている成分ですが、口から摂取しても胃や十二指腸で消化されてしまうので 効率よく増やす為には腸内細菌を活性化させて 大腸内で「短鎖脂肪酸」を産生させる事が重要です。
大腸ケアの基本は「補う」「育てる」のWアプローチ
◉発酵食品や発酵飲料などで善玉菌を補う『プロバイオティクス』 ◉善玉菌のエサとなるオリゴ糖 や 水溶性食物繊維 を摂る『プレバイオティクス』 ◉2つのWアプローチ(プロバイオティクス + プレバイオティクス) ⇒善玉菌が活性化『シンバイオティクス』