2025.12.15
魚を食べて免疫アップ
現代人は魚離れ?
近年、魚を食べる機会が減ったと感じる人が増えています。
農林水産省の「食料需給表(令和5年度)」によると、食用魚介類の1人1年当たりの消費量(準食料ベース)は21.4kgでした。これは、2011年度のピーク40.2kgと比べると約半分にまで減少しています。さらに、2011年度には肉類の消費量が食用魚介類の消費を上回り、日本の食卓は大きく肉中心へ変化しました。
魚の持つ力
魚に健康的なイメージがある理由として、多価不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の存在があります。特に、イワシ、サバ、サンマなどの青魚に豊富に含まれています。
EPA・DHAの主な健康効果
- 血清脂質改善効果:血中の中性脂肪を下げ、血中脂質のバランスを整える(LDLコレステロールの低下、HDLコレステロールの上昇)
- 血栓症予防効果:血液が異常に固まらないようにする作用により、血栓症、心筋梗塞や脳梗塞を予防する。
- 糖尿病予防効果:インスリンが効きやすくなりLDLコレステロールが減少するため、体がブドウ糖利用を上手に行うことができ、血糖値が上がりにくくなり糖尿病予防に役立つ。
- 抗炎症効果:過剰な炎症を抑え、体内のコンディションを整える
EPA・DHAは体内でほとんど合成されないため、食事から積極的に摂取する必要がある栄養素です。
免疫アップにも効果的な魚
EPA・DHAには免疫システムを正常に働かせるサポート効果があります。
免疫が上がる仕組み
- 抗炎症作用により炎症を抑えて、免疫バランスを整える
- 血流改善効果により免疫細胞が全身に行き届きやすくなる
- 代謝が活発になり、体温が上昇する
- 体温が上がると免疫細胞の働きも活発化する
つまり魚を食べることで、炎症抑制→血行促進→体温上昇→免疫細胞の活性化
というサイクルが生まれ、自然と免疫力が高くなります。
実は腸にも働く!EPA・DHAの腸内環境改善パワー
魚に含まれるEPA・DHAは腸内環境にも大きく関わっています。
- 善玉菌の増殖作用
- 悪玉菌の増殖抑制作用
- 腸内フローラ(腸内細菌バランス)を整える
- 抗酸化作用により腸の炎症を抑えることで、栄養素の吸収をスムーズにする
さらに、整腸作用によって腸内の栄養素吸収がスムーズになるため、発酵食品や発酵飲料を組み合わせることで、善玉菌をより増やし、腸内環境改善の相乗効果が期待できます。例えば、ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品や発酵飲料は、EPA・DHAといっしょに摂ることで、腸内フローラをより良好に保つサポートになります。
人の免疫細胞の約70%は腸に存在しています。腸内環境が整うことは免疫力アップに直結するのです。
寒い冬こそ魚で免疫アップ!
EPA・DHAを豊富に含む青魚はもちろん、それ以外の魚も栄養がたっぷり。
まずは食卓に「週に数回の魚料理」と発酵食品や発酵飲料を取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか。
これらの組み合わせにより、腸内環境改善・免疫力向上に取り組んでみましょう。
寒い季節は特に免疫が下がりやすい時期。魚の力と発酵飲料の力を味方につけて、元気な毎日を過ごしましょう!


